がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

私とインスタ

好きな踊り子さんがインスタグラムを始めたので、遅ればせながら私も始めた。

インスタというと「映え」という言葉が連想されるとおり、お洒落な写真を載せなければならないような気がしてしまう。

写真の掲載が前提なのだね。文章しか投稿しないという使い方は想定していないらしい。そのわりには、ツイッターよりも長い文章を載せることができるのだが。しかし文字が小さくて見ずらいのだ。これはやはり文章をきちんと読むことを前提にはしていない。

ツイッターは心地よいよ。独身男が六畳一間のぼろアパートでカップヌードルの空き容器でモヤシ栽培している様子を投稿できる。しないけど。
インスタはワールドワイドなのだね。はじめたころは、ようし、俺流の奇妙な世界を構築してやるぜ!という気概もあったが、歌舞伎町の夜景を載せたあたりからなぜかアラブ系の人たちからフォローされ、するとまあまあうれしいので、外人さんの目を意識して、うな丼の写真など載せるようになり、写真の仕上げも外人さんに受けがよさそうな加工をするようになってしまった。本来の私の美意識とは遠い彩度高めな加工しちゃう。タグも#tokyolifeとか、外人さんの目を意識しちゃって。わてくそ、東京住みじゃないのに。

このごろ、インスタにストーリーという機能が加わって、これが人気である。若い踊り子さんもじゃんじゃん使っている。このストーリーは24時間で消えてしまう。わてくそのようなおっさんからすると、パソコンやインタネットというデジタルものはアーカイブ性があることが本質で、記録性がまったくないというのはいかがなものかえ思うのだが、でも、24時間で自動的に消え失せるというのところがひとつの魅力となっていて、そのおかげで手軽に投稿できるのだね。
このストーリーですが、フォローしていないと見れないのだそうだ。(だそうだ、というのはわてくそはハイテクに疎く、なにしろ3年前に初めてスマホ持ったくらいなのでわてくそなどハイテクから置いてけぼりなのでイマイチじしんがないのです。イマイチは死語かなもしかして)
ストーリーを見るにはフォローしなければならない、フォローするにはインスタのアカウントを持っていないとならない。ストリッピー客の皆さんはシャイイーな方が多いので、ツイッターにしてもアカウントを取得せずに見ていた方も多いだろうと推察されます。加えてコソコソ系の方に不向きなのは、ストーリーはだれが見たのかすぐにわかってまうことです。
先日、わてくそもストーリーを一本投稿してみもひた。ストーリーを起動させるとまず自撮りカメラが作動して自らの顔のドアップとご対面です。デフォルトでご自分とご対面することになってるのです。これによりかなりのSAN値を削られましたが、これがオズサンがストーリーをやりにくい理由の一つだときずきました。めげそうになりながら、わてくそ、過去に撮った路面電車の写真を素材に選んだのですが、なんとか投稿しました。路面電車の写真に「ちんちん電車」という文字を載せ、なぜか招き猫が招いているというひどくセンスのない投稿です。なぜ招き猫を加えたのか自分でもわかりませんが、しいて言えば動きがほしかったのでしょうね、招き猫は手を動かしますから。そして見た人のアイコンが増えていきます。投稿から20時間をすぎたころでしょうか、「まもなく24時間がたちます。消える前に誰が見たのか一覧で確認しましょう(文言はうろ覚え)」という通知がわざわざきました。
わたくそが今後ストーリーを使うかどうかはわかりませんが、好きな踊り子さんのストーリーを見るのは楽しいです。センスがにじみ出ているし、気楽に投稿している分おじさんには意味不明なことも多々あるのですがそれはそれで見ていてたのしい(かわいい)。
というわけで、まだインスタやってないスト客の方、やった方がいいよというお話でした。あと、ストーリーはパソコンからは見れないみたいです。みたいです、いうのは、ハイテク機器には裏技というものがあって、詳しい人にはできちゃうことがあるかもだからです。

ところで、わたくそはインスタのアカウントをふわっと作ったので、パスワードも何も控えておらず、このスマホを買い替えるときには今のアカウントとはお別れになるかもしれないです。不安!