「若い時の苦労は買ってでもせよ」という言葉があります。
あれ、嘘です。嫌な言葉です。これを言う人は嫌な人です。
とくに、他人、特に年長者、目上の者に言われた場合、真に受けてはいけない。
目上の者や使用者が若いものをこき使う方便ですから。
仕事に活きてくるとか将来金になる、なら、苦労じゃなくて
練習、訓練、学習、というべきです。
苦労なんて、しないに越したことはない。
なるべく苦労しないようにしていても、苦労というものは突然やってくる。
病気だったり、別れだったり、天才だったり、理不尽な人災だったり、
びっくりするくらい突然とんでもない威力でやってくる。
びっくりするほど恐ろしい顔をしてやってくる。
もしこなかったらそれは幸運というものです。
苦労なんて、しようとしなくても向こうからやってくる。
人為的に苦労をしよう、させようというのは、おじさん、まちがってると思うんだよー。