がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

わたくそとスマホ その①

突然ですが、わたくしはクソのようなものなので私と書いてわたくそと読みます。

NHKのバラエティって、冒頭でよく「突然ですが」って言うよね。番組が突然始まるからかな。「と~つぜんですが」ってテンション高めで。

前回書いたけど、人生捨てててSNSなんてもう一生やらないやおじさんが、2年前にスマホを買ったのは、ストリッピのせいだったのだ。

突然ですが、ストリッピって書いたのはストリップよりかわいいからです。

で、突然スマホを買うことにしたおじさんはスマホ売ってるお店に行くことにしました。

2年前といえば、すでに電車などでは老いも若きもみなさん、すずりのようなものの表面を指でこすっていらっしゃった。もちろんそれがスマホというものだとは、知っていましたとも。

でも、知ってるのはそのくらいです。いまどき何も知らない(FAXどまり)おじさんは、どうしようかと考えた挙句、刑務所からひさぶりにシャバに出て来たの、って設定でお店に行くことにしました。

だから、その前に散髪行ってずいぶん短くしたんだ。

いつもの行きつけの床屋さんに行って「短髪に」って言ったら「突然どうしたんですか」言うから、実は予備自衛官で応集があったんだ、という設定にしました。

そんなことは言いませんが、というか、わたくそはいつもの床屋さんでも無口で、本当はみんなみたいにおしゃべりしたいんだけど、初期のころに床屋でしゃべれなくて、そのまま来ちゃったので、必要なことしかしゃべらないのです。

それで、自衛隊の話なんてしません。

ただ「暑いですからねぇ、サッパリしようかと」

言いまして、短髪にしてもらったんです。

それで、久しぶりにシャバに出るから少し伸ばした程度のいい具合の短髪にしてもらったところで、スマホのお店に行ったのです。

店員さんはイキった茶髪の若造で、若造と言っても30くらいのアブラギッシュ。

刑務所のことは秘密なのだという設定なので、店員さんには言いません。

「ぜんぜん知らないので」って頭下げながら、設定のおかげでなんとか自分の精神を奮い立たせて。

お店で電源を入れた時ブルっとして「おおう」って声に出して驚いてしまいましたので、店員さんがふふんと鼻で笑いました。

そして家に帰って、初めてタッチパネルというものを所持したのです。(銀行や駅の自動販売機は知ってますが、ズイッとこするのは初めて!)

みなさんも初めての時はやったでしょう、鼻の頭でも、舌ベロでも操作できる。

感動!

ストリップに初めて入ってビビビときてからすぐスマホを買い、ツイッターを始めたのは7月10日。ツイッターは怪しまれぬよういくつかプライベートなツイートをして、警戒されないレベルでストリップ好きとプロフィールに書き、お目当ての子の鍵垢を承認してくれないかとお願いしたのです。OKがもらえました。天にも昇る気持ちでした。