がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

めんめんメガネ

わたくそ本来は面長なのですが、太ってからは丸顔になりました。ということは、顔がでかくなったのです。
そうするとメガネは大きい方がいい。スタイリッシュな小さめメガネではお顔に食い込んでしもいますから。せめて少しは(少しは!)顔に締まりを与えたいと思いまして、黒ぶちの大きめ、つるも太めのを選んでおりまるす。
最近ストリップで捕まった盗撮犯の、カメラを仕込んだネガネが黒ぶちでつるが太くて、わたくその黒ぶちメガネが肩身が狭くなっちゃいました。おのれ盗撮犯!そしてそんな物市販してることが恐ろしいですわ。
しかし盗撮犯のために不本意なメガネをかけるってのも、ちょっと、あれですから、ね。
あと、わたくそのメガネはつるが太いといっても盗撮用ほどは太くないですし、よく見るとこげ茶の斑入り模様なんですよ。
メガネの話をしていますが、「眼鏡」「めがね」「メガネ」と3とおりの書き方があって、それぞれ拮抗しているかと思いますが、なんとんく面白味があるのでここでは「メガネ」にします。
ストリピではかなりの確率でカブリ全員がメガネになることがあります。それに気が付くと「今、カブリ100%メガネだよ」と踊り子さんに報告したくなります(ポラタイムにしたことあります)。

メガネをかけはじめたのは中学生の時です。学校の健康診断で近視だと言われ、病院で測定して提携しているメガネ屋で作りました。そのメガネ屋は商店街の中にある古い個人商店で、フレームの種類が少なく、値段も高く、今思えば損な選択でしたが、親に連れて行れたのです。ああ、一生メガネか…思うと悲しくなりましたし、眼鏡をかけて初めて登校するときは陰鬱でした。初めのメガネは重いガラスレンズの銀縁メガネでした。雑な仕上げで、なぜか初めから赤い塗料の飛沫が一滴レンズに付着していてとれませんでした。

次からはチェーン店で買うようになりました。「めんめんメガネの良いメガネ~」のCMのメガネドラッグではなく、銀座和真というチェーン店です。銀座。高級感がありますが、料亭みたいな名前だなと思いました。でもそこで買い続けていました。最近は安いJINSメガネになりましたが。
流行りのフレームレスをかけたことも、度入りサングラスを作ったこともあります。視力はどんどん悪くなり、左右の差も著しくなりました。30過ぎたころから視力の低下は止まりました。近視の進行が止まったということです。40を過ぎてから、カメラで言うところの最短撮影距離が伸びだしました。つまりマクロに弱い。スト的には接写できない状態になりました。つまり老眼が始まったのです。それでもまだ30㎝くらいにピントを合わせることはできますから、本を読むのにメガネを外すほどではなく、幸い今買うとしたらまだ近眼鏡です。
若い頃、一度、コンタクトレンズにしようかと思ったこともありました。思っただけですけど。わたくそ、水の中で目を開けられないほどの怖がり太郎なので、自ら目に物を入れるのは怖いのです。
10年くらい前、レンズの上下が短くて横長のメガネが流行ったことがありました。わたくそはひそかにウルトラセブンみたいと思っていました。地デジ化でテレビ画面が横長になったのと関係があったのかもしれません(ない)。あのときは、メガネ屋の店頭にはセブンtypeばかりになってしまって大きめメガネは老眼鏡コーナーにあるのみという状態で困りました。けっきょくセブンメガネ買っちゃいましたぁぁ。ジュワッ! このメガネは一年もかけていませんでした。だって、非常に視界が狭いので。
そのあと、というか今も、大きくて丸いメガネが流行ってますね。ジョニーデッピが掛けていたようなやつで、ウエリントン型というやつです。ボリュームのある黒ぶちで、レンズが大きく、一見わたくその求めているメガネのようですが、わたくそがかけるとふくろうみたいでこっけいになってしまうんです。丸すぎるのと、幅が小さすぎるのです。あれはジョニーデッピだからいいんです。ジョニーデッピというのは、ジョニーデップのことをかわいく言っているのです。それからわたくそというのはわたくしの謙譲語です。
ちょうどいいメガネはなかなありまへん。あれこれ悩むほどのツラか!というツッコミが心の中で聞こえてきました。
<突然の終わり>