がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

おすし食べました

おそくなりましたがあけましておめでとうございます。
テレビを見てたら初競りで、すしざんまいの社長がまぐろを一本3億3000万円で競り落としてましたな。
「やっちゃったねー」とかいいながらも、「縁起もんだからね、食べてってよ」なんて言って、あの社長の福々しい笑顔を見るとまぐろを食べたくなりました。宣伝効果ですね。

 この正月は、100人に100万円あげるおじさんも話題になりましたね。100万円おじさん、どこかの社長さんなんですね。
「お金じゃない、夢をつかむチャンスなんだ」とか、いちいちかっこつけた説教が臭くて、わたくすには拒絶反応がでました。意識タカイタカイですかそうですか。

でも、こんな子小学校のクラスにいました。彼はどちらかというといじめられていた子なんですが、ある日学校にキン肉マン消しゴムを大量に持ってきて、レアなものもあったようでした。それを自分の気に入った子や、けんかの強い子に配っていました。わたくそはもらえませんでした。「ちょーだいちょーだい、おねがいしますぅ」とすり寄っていく子もいました。彼はお友達は欲しいけれど作り方がわからないさびしい子だったのでしょう。校則など無いに等しい小学校のことでしたが、あまりにも大量かつあからさまなので先生に怒られたようでした。小学生の話はおわり。

人は力を持つと、どうしても人を選別する局面に出くわします。したくなくてもです。しかしそれをわざわざ公開の場で得意げにしてみせるところに品の無さを感じてしまう。ノアの箱舟に乗せる生き物を区別する神にでもなったかのような、と言ったら大袈裟ですが、人を選別することの快感というのはえげつないものですね

……と、このくだり、あと20行くらいにわたって書いたのですが、ばっさり削除しました。

「文句ばっか言っててチャンスに乗れないヤツは一生負け組だね」という声が意識タカイところから聞こえてきそうですのでこのへんで。
100万円おじさんの好きな方、100万円おじさんをフォロー&RTした方、気を悪くされたらゴメンなさい。ほんとはね、わたくすだって100まんえんほちぃので、RTしようかどうか一晩葛藤しまひた。直感でコレはなんか違うとは思いましたが、でも100まんえんほちぃので、葛藤しましたとも。ネタとして冗談めかして乗っかろうとも思いましたよええ。だから、RTした人を非難するつもりではないのです。

 

それで、わたくそはですね、すしを食べにいきましたよ。すしざんまいではないけれども。回転ずしに。すしが見えない所から出てくる回転ずしではなく、下町の駅前の、レーンの中でオヤジが素手で握っている回転ずしです。しかし握っているかどうかは定かではありませんね。お櫃の中にシャリがポンと出てくるシャリロボットがあるのかもしれませんが、オヤジはけっこうなお歳で道場六三郎っぽい貫禄があります。たとえシャリロボットでも、これは完全にオヤジが握っているテイです。
今年の初すしは何からたのもうかなーと考えちゃいましたね。考えた結果、まぐろ(赤身)にしました。まぐろがたべたくなったのは完全にすしざんまい効果です。次はイカにしました。わざとまぐろを残しておいて、一つの皿に並べました。紅白でめでたい!

それから、こはだ、かんぱち、イカ納豆の軍艦も食べました。ワサビ多めが好きですので廻っているワサビの子袋を取りました。一昔前は回転ずしでも「ワサビください」というとオヤジが指の先ほどのワサビをつまんで醤油の小皿にぴよいっと乗せてくれたものでした。おどりこさんみんなかわいいな。お正月なのでもっと縁起のいいものを食べようと思って、いろいろ考えました。その結果、運気よ上がれ、うなぎ上りに上がれということで、うなぎを頼みました。じつはそろそろ甘いタレのものが食べたかったのでアナゴにしようと思いましたがアナゴは穴に通じてあまり縁起が良くない気がしたのでうなぎにしたのです。個人の見解です。うなぎのお寿司、ちょっとお高いわりにアナゴとあまり変わりませんが、むしろシッポのほうで干からび気味で身が固かったのですが、縁起物は気持ちの問題です。わたくそ、以前「どうせうなぎを食べるなら、一年に一度か二度、いいお店でたべるね」とどこかで言った記憶がありますが、ゴメンナサイ。でも、お寿司小さいから。

で、大事なのはシメです。何でシメるか。なんだか縁起がよさそうで味的にもシメにふさわしいものをと考えました。結果、玉子を頼みました。「玉」はお宝に通じますし、黄色は金色に近くめでたい色です。それに甘味があってデザートっぽいのでシメにもってこいでしょう。ですから「たまご」と頼みましたね。

おやじに「たまご」と言ったはずでしたが、「はい、あなご」とアナゴが出てきましたので、笑顔で受け取り、アナゴをおいしくいただきました。