がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

夏の日。中古で買ったポロシャツのことなど

異常に暑い日が続いていますね。
わたくそなど劇場に行くだけで汗みずくです。着替えを2着~3着持って行って、トイレで着替えてます。
ここでいう劇場はもちろんストリッピ劇場です。

この前踊り子さんに経口補水液OS-1を差し入れようと思てお店で手に取ったら、『医師から脱水状態時の食事療法として指示された場合に限りお飲みください。医師、薬剤師、看護師、管理栄養士の指導に従ってお飲みください』と書いてあったので他のにしました。

 

先日とても暑い(暑い!)日、買い物廻りで街を歩いておりましたら、汗でびしょびしょになったのですが、着替えを持っておりませんでした。そこで急遽中古服店に入りました。昔は中古服と言うとビンテージとか、逆にオシャレでお値段高めだったのですが、このごろは若者の収入も落ちておるので、若者だけじゃないですね。とにかく貧富の差が激しめなので、オシャレとかじゃなくてガチの中古服店が増えてますね。ブックオフの服版みたいのとか。
しかしわたくそ、中古服は買ったことないのです。わたくそくらい肥えているとサイズがないのです。わたくそが店に入ると、店員さんが「うちの店にあんなサイズはないのに…」と思てるようでいたたまれないのです。
しかしこの日は中古服店に入りました。そして見つけましたよ、デカいサイズのポロシャツ350円。紺色に赤帯の鹿の子ポロシャツ。掘り出し物です。
もちろん買いました。そして着替えました。さらさらできもちんよか。20年くらい前「気持ちんょか、バスタイム」っていうコマーシャルやってましたものですから。きもちんよか。

着替えて街を歩いておりましたら、黒字に黄色い文字のホーロー看板(キリスト看板)に『世界は突然終わる 聖書』とあるのを見て、本当にそうだと思ったのでほんのしばし体温が下がりました。「世界」は文字通りこの世の中のことであるのと同時に、個人の生命のことでもあると思ったからです。
そんなことでぶらぶら街を歩いておりましたらだんだんポロシャツが体温で温められ、汗ばんできましたら、なんだか異臭がしてきたのです。中古のポロシャツから異臭がしてきたのです。ちゃんと洗ったのか疑わしい。洗ったのかもしれないけど、繊維の奥にこびりついたニオイかもしれませんが。他人の汗の匂いは異臭としか言いようがなく、喫煙者の車のシートのニオイも感じられ、知らない男(でかい男であることは明白)に抱かれて身体を舐められているような気持がしてきました。俄然(がぜん)気持ち悪くなり、トイレに駆け込み、元のびしょびしょのシャツに着替えまして、自分の汗なのでその方がましでした。そして喫茶店でマンゴーかき氷を食べました。