がけぷっち世界

ここはくまのおかしな世界です。

わてくそのバレンタイン

みなさんはデパートやスーパーなどのバレンタイン特設コーナーで、「何がバレンタインだ!バカにしやがって!」とわめきちらしながら大暴れしたいと思ったことはありませんか?わたくそは、あります。
あまりにモテなすぎて人格にゆがんでしまい、バレンタインデーを嫌悪していましたが、どうでもいいですよ、と思えるようになったのは30過ぎてからです。
うそです。40代でも平常心ではいられません。なんと残酷な運命なのでしょうか、わてくそはチョコレートが大好きなのです。バレンタインが近づくと、バレンタイン特設コーナーではなくて通常のお菓子売り場でアルフォートを買うことすら躊躇してしまうのです。「あらあの方、自分用にチョコレートを買ってらっしゃるわよ」「本当ね。もらえなそうですものねホホホ」なんて思われてしまうんじゃないかと思ってしまうのです。
さらに残酷なことに、わてくそが好きなチョコレートはデパートで売ってるようなチョコレートなのです。バレンタインじゃなかったらデパ地下のお菓子売り場を自分用に見て歩き、これはと思うチョコレートを自分用に買うのです。
今年は1月末にチョコレートを買いだめしておきました。ゴディバの3種45個入りのアソートパックも買いました。ゴディバの中ではお徳用なのです。やっぱゴディバは違うね。ロ○テとかのチョコとは香りもくちどけも違う。ミルクとキャラメルとダークの3種なのですが、ほろ苦いダークが一番好きです。次いで中にねっとりとキャラメルソースが入ったキャラメルです。暖房の近くに置いておくと溶けちゃってどうしようもないけど、冷蔵庫に入れておくと硬くなってしまうのでめんどいのですが、美味しいのでOKです。これを一粒ずつブラックコーヒーと食べるのです。でも、ペース配分を間違えてもう食べきってしまいました。
ところで、今、そのアソートパックが本当にお買い得だったのかどうかアマゾンで調べたんですが、お買い得ではあるけれど評価が低く、お値段の高い物とは別物だというご意見が多々ありました。わたくそ、自分の舌に自信がもてなくなっております。お…美味しかったけどナ…(くま、自分を信じて!)

 

高校のバレンタインデーは特に悲惨でした。
同級生男子が義理チョコであろうと必ず一つや二つはもらっている中、一つも貰えずに下校する時間になってしまいました。一人でひとけのない裏庭を通って帰ろうとすると、焼却炉横のゴミ捨て場でチョコの空き箱とリボンを見つけてしまいました。わたくそはとっさにそれをバッグに入れてしまいました。
金色の箱と青いリボンでした。それを家に持って帰ったわたくそは、わざわざ居間にいる母に見せて「チョコ貰ったけど食べちゃった。こんなの義理チョコだよ」と言いながら居間のゴミ箱に捨てたのでした。

 

 

創作・マエストロと呼ばれた踊り子~美岳チェリー

1回目 演目を終えて

「おはよう 諸君! 昨日はよく眠れたかね?ひどい風だったね。近所の公園でブランコがキイキイ鳴っていてよく眠れなったよ。
ポラを始める間に言っておくことがある。君、そう そこのタンバリン。君は少々先にずれる傾向がある。それに目立ちすぎるんだ。主張しすぎてはいけない。いいかい、音をよく聞いて、タンバリンを溶け込ませるんだ。それから、この際だからもう一つ言っておく。なぜ目をつぶって叩くんだい。必要な時にはアイコンタクトをとろうとしているのだが。
さあ、ポラを始めるとしよう。一枚500円で好みのぽーズ股はツーショットも撮れるんだ。常連ほど慣れてしまって惰性で撮っているが、これはすごいことなんだ。さて、一番は君か。ポーズはどうするかね?」

 

(『マエストロと呼ばれた踊り子・美岳チェリー』より)

 

初夢を書こうとしたものの、

あけましておめでとうございます。
犯年の挨拶をするにはずいぶん遅くなりましたが、まだ1月中なので、ね。
去年は令和元年ということで、世の中令和令和言っておりましたが、今年は「令和2年」と言う言葉はあまり聞かず、2020をよく聞きまうす。(ねずみ年なだけに)。「ニーゼロニーゼロ」と読むと五輪チックですね。
オリンピックがもし万が一赤字になった際は、誘致あるいは協賛した企業・団体が被るのが道理だと思っております。

今、初夢について書こうとしています。初夢というと1月1日に見た夢ではなく、1月2日に見た夢のことだという説が、近年唱えられていますね。寝入りが12月31日で目覚めが1月1日ならば、「それは初夢ではないヨ」という説も納得できないでもありません。しかーし、わてくそは普段から0時を過ぎてから寝つく人間、大みそかから元旦にかけてはなおさら睡眠中に年またぎなんてことは大人になってからありません。なので、1月1日になってから寝入り、1月1日に起きた時に見ていた夢は、「それ、初夢だヨ」だと思っております。あと、夢は睡眠の途中で見ていても忘れてしまっていて、目覚める直前に見ていたものを記憶しているようです。これはフロイト先生が言ってたことです。

初夢がどちらにしても、何かしらの夢は見たのですが、内容がさっぱり思い出せません。本わてくそは夢は覚えている方なのですが。あ、「わてくそ」というのは「わたくし」の変化形です。変化は気分によって何種類か使い分けますが、原語から最も遠い変化は「あてくそ」です。
初夢からは日にちが経ってしまったのですが、この前濃い夢を見たのでここに記します。


◎1月22日明け方の夢

電車に乗っている。私は立っていて、脚が疲れてだるい。途中駅で4人掛けボックスシートの通路側が2席空いた。進行方向反対側を向いた席に座る。4人掛けに3人座っているが、1席空いたままである。そして私を含めて3人とも大柄な男性である。もう一人来られるとギュウギュウになってしまう。ドアにもたれてスマホでゲームをしている大柄のオタクがちらっとこっちを見た。ゲームから目を離さずにこっちへやってくる。ここへ自分が座ったらギュウギュウになるだろうとか、そういう配慮はできなさそうなタイプに感じる。
すると、可愛らしい丸顔の小柄な女性が空いている席に座った。黄色っぽい地に細かい花を散らしたスカートを履いている。女性もやはりスマホを見ながらである。女性は私を見て「へへへ」と声を出して笑った。私の心を読んでの笑いなのか、スマホで面白い動画を見ているのか、判断ができない。戸惑っていると、また私を見て「へへへ」と笑った。ひょっとしたら知り合いなのかもしれないと思う。私は電車の揺れで頭が動いたと思われるくらい微妙に頭を下げた。心当たりがないが、どこかであったような気もする。メイクを薄くしている踊り子さんなのかもしれない。と思っていたらまた顔を上げて「へへへ」と笑った。私は女性に合わせて笑顔を作ってほほ笑み返したが、ぎこちない笑顔なのだろうなと思う。


◎1月23日明け方の夢

地下を歩いている。閑散とした地下鉄の乗換え通路だ。白いタイル張りの通路が長々と続いている。端には溝がほられていてチョロチョロとか細く水が流れている。水の底には茶色い汚れが堆積している。これは便所の水なのだろうと思う。脚が疲れている。
突き当たりに階段があり、エスカレーターがないことを恨みながら上る。上った先はまだ地下道だが、別の路線からの客が合流し、さっきより幅が広く、歩いている人も多い。所々にお店が出ている。便所の隣にフルーツジュースを売る店があり、その場で飲んでいる人が何人かいる。高級そうな赤いコートを着た親子連れがバナナジュースを飲んでいる。お母さんと小学生くらいの娘である。おいしそうに飲んでいるが、場所が悪いと思う。というのは、バナナは大便を連想してしまうからである。
いつまで歩いても乗りかえられないので、知らないうちに改札の外に出てしまっているのではないかと不安になる。何が不安なのかというと、不正乗車を疑われることだ。
いつの間にか地上に出て、大通りの歩道を歩いている。曇った昼間である。だが、私には、ここは地下鉄の乗換通路だという認識もある。というのは、一度も改札を通った記憶がないのだ。その証拠に、歩道が腰くらいの柵で仕切られていて、私は車道側を歩いているのだが、ビル側は一般道、車道側の柵の中は乗換え通路なのだ。そして周りのみんなも、いかにも乗り換えの為に仕方がなく歩いているという表情をして黙々と歩いている。柵のビル側を歩く人たちは、犬に散歩をさせていたり、立ち止まって店をのぞき込んだりしている。行動に自由さがあるのだ。柵は腰の高さで、乗り越えようと思えば乗り越えられるのだが「誰もそんなことはしない」。「誰もそんなことはしない」と誰かが耳元で声に出して言ったような気がして、気持ちが悪くなった。
大きな交差点をまたぐ歩道橋が出てきた。地下鉄の乗換のはずなのにおかしいと思いつつも、そういう構造の駅もあると納得もしている。階段を上る。交差点の四方からの階段が集まっている歩道橋の上は広場になっていて、真ん中にモニュメントがある。3m四方くらいの銀色の立方体が角を上にしてどこからともなく吊り下げられていて、ゆっくりと回転している。回転が不規則なため、電動ではなく風を受けて回っているのだろうと思う。初めは銀色だったが、回転しているうちにいろいろな色に変化する。私は深い青緑色になった時が一番きれいだと感じたが、その色は2秒くらいしかもたなかった。2秒というのは短いようでいて鑑賞するには十分な時間だろう。人が死ぬ瞬間の2秒はとても長いという思いがよぎった。みんな乗り換えのために無表情で速足で歩いているのに、私だけがモニュメントの前で足を止めてはならない気がした。それは「乗り換えという目的外の行動にあたります」という注意書きをどこかで見たような気がした。だから私は立ち止まらずにモニュメントの周りをまわりながら横目でそれを観察した。
下へ降りる階段は8つくらいあり、一体どれを下ればいいのか迷う。自分は銀座線かチンイチ線に乗り換えなければいけないのだ。2路線どちらでもいいのはメリットなのだろうか、それとも事態をより複雑にしているのだろうかと考える。誰かに聞けばいいのだろうが、なんとなく聞いてはいけない気がするし、迷っていることを他の人に悟られても行けない。迷っていることがばれたら恐ろしいことが起こる予感がするのだ。
歩きながら標識を探す。銀座線は黄色、チンイチ線は抹茶のような緑の標識のはずである。しかし、それらしき標識は見当たらない。それぞれの階段の近くに、指差す手をかたどった矢印があり、袖の部分にマークが書いてある。文字は無くマークだけである。マークに色がついていればヒントになっるのだが、マークはすべて黒で、若者がステンシルと缶スプレーで書いたような落書きにも見える。マークはダルマ、虎、はさみ(マークは階段と同じく8つあったが、あとは思い出せない)などだ。私は広場をぐるぐる回りながらどの階段を降りるべきか考える。虎の階段を降りるのはおそろしい。無難なのは普通に考えればダルマだろうと思ったが、そのダルマはピエロのようにニタァとした笑みをたたえていたので、ダルマがいちばん恐ろしい選択だと思えてきた。普通に考えればぶっそうなはさみが、今は一番無難なように感る。しかし、黒で描かれたはずのハサミが実は黒っぽい赤だったように思えてきた。一度赤で描いたハサミの上から黒で塗り潰したために赤みが透けて見えたいたのではないか。不吉な予感がする。
そんなことを考えているうちに広場を2周してしまった。3週目には降りなければ不自然に思われてしまうし、もう足が限界だ。ハサミの階段を降りることに決めた。

 

猫カフェってどうなんだろう

今年の初めに、長年一緒にいたネコチャンを亡くした(ネコチャンという名前の猫だった)。
17年一緒にいたので、他の猫には代えがたい。17年分の私との記憶を保っているネコチャンが居なくなってしまったという喪失感によって自分の想像以上に大きな穴が心に空いてしまった。(前回も「心の穴」という言葉を使っててた)。ネコチャンには固有の人格ならぬ猫格があったので、他の猫を飼いたいとは今は思わない。それに、やはり猫を一匹飼うことは大変だった。
今は踊り子さんがツイッターにUPする猫を見て癒されている。特にこのごろよく見ているのが、まん丸い顔のスコティッシュフォールドの猫ちゃんと、目も開いていない時に捨てられていたのを踊り子さんに拾われてやんちゃに成長している猫ちゃんだ。
もう猫は飼わないつもりでいるが、寒くなってくると猫を抱きたくなる。その辺にいる野良猫を抱くことは衛生上の理由から躊躇われる。そうすると、ちょうどニーズを満たしてくれそうなのが猫カフェである。
猫カフェには行ったことがない。ネットで調べてみると、男性のみの来店はお断りの店が多い。理由は、女性客を性的な目で見たり、あわよくばという下心を抱いて来る輩がいる、ということなので、「あー」と思った。いるんだよな、そういう奴。では男性のみの来店をお断りしていない店を探して行こうという気が起こらない。
また、わたくそは猫をただ抱くだけでなく、頬ずりしたり、うしろあたまをくんかくんかしたい。いわゆる「猫吸い」なのである。男性可の猫カフェであっても、こんなおじさんが猫を吸ってごらんなさい、他のお客さんにもスタッフさんにも嫌がられるはずだ。衛生上の理由と生理的嫌悪感とで。
自分の飼い猫というのは自由に吸うことができる猫のことだったと気づいた冬の夜。

心のすきまに峮峮が

久しぶりにブログを更新します。一部の方には、次回の記事は「おじさんがガンプラ作ってるところ見て」になると言いましたが、ぜんぜんガンプラ作りませんでした。ちなみに作るとしたらゾックかアッグガイの予定でした。

 

夏の終わりから秋にかけて、私の好きだった踊り子さんが二人相次いで降板してしまい、(それぞれ状況や事情は違うのでしょうが)次はいつ会えるのかわからなくなってしまているのです。わたくそはストリッピにおいて、いわゆる「推し」と呼べる踊り子さんはこの二人だけではなく、幸いにも今会える推しがまだ複数いるので、大事にし、会える時間を楽しんでいますが、それでも心にすき間風がピィプゥと吹くのでした。

そのころ、具体的には8月の末ごろからでしたでしょうか、わたくそのスマホに、ある妙な動画がサジェストされるようになりました。発信者は中国のようでした。

再生したら、笑顔のかわいい女の子がサイズの合わない服を着て、聴いたことはないのになぜか懐かしくなるダサめの曲に合わせてやや雑な感じのダンスをピョンコピョンコ踊っているではありませんか。ちなみに後ろで男たちが何かスポーツのようなことをやってしいましすね。峮峮(ちゅんちゅん)という29歳の女の子であること、後ろで行われているスポーツは台湾野球であること、この女の子は野球を応援していること、がだんだんわかってきました。
心のすき間にじわりと峮峮が入り込んできました。この「峮」という漢字は日本語では使われていないのですが、辞書登録してしいました。ご覧になっている方には正しく表示されているかどうか心配ですけれども。

わてくそ野球を知らないことに関しては黒柳徹子にも勝ると自負していますが、そのわたくそが毎日台湾野球を見るようになったのです。
ここに、過去のわたくそのツイートから野球について述べたものをいくつか貼っておきます。

「野球のことはさっぱりわからないのですが、近鉄の野球帽をかぶってストリップに行きたいと思うことはあります。
4:07 - 2018年12月9日」

「私には野球のルールがわからない。
まず彼らが何を競いあっているのか分からないのである。
6:22 - 2017年10月8日」

「小学校のレクリエーションで一度だけ野球した。男の子なら野球を知っていて当然という空気に、知らないとは言えなかった。
バットを握る手が逆だと言われ、ボールが当たったから走ったら逆だと言われ、ふざけるなと怒られた。
6:24 - 2017年10月8日」

「男の子はみんな野球を知っている、興味がある、という前提に私も苦しめられました。そして今だに野球のルールが(何を競っているのか)よくわかりません。
4:14 - 2018年8月27日」

ちゅんちゅんを見ていると顔がにやけてしまいます。毎日のように配信される動画をちゅんちゅんを見ずに寝れないくらい中毒のようになってしまいました。台湾に行きたいわーん。
陳子豪という選手が出た時のダンスが一番かわいい。ちゅんちゅんの後輩らしき松鼠(リス)ちゃんもかわいい。遠目にはちゅんちゅんと間違えやすいメイゴとちゅんちゅんの絡みがおもしろい。そしてちゅんちゅんに馴れ馴れしく触るゾウ!卑猥な顔をして!許せない!などと楽しみが膨らみました。
しかし10月、無情にも、動画の更新が途絶えてしまいました。野球はどこの国でも一年中やっているものではないのですね。1年の半分をシーズンと呼びます。
12月、ヤングジャンプの表紙と巻頭をちゅんちゅんが飾りました。日本では「チュンチュン」とカタカナ書きするのですね。駅やコンビニにちゅんちゅんが並んでいるというのは不思議な光景です。ちゅんちゅんの写真集の日本語版が発売されました。写真集も日本語版も発売されました。
写真のちゅんちゅんは、野球場で見るよりセクシーで美しいのですが、野球場で応援しているときの輝きには劣ります。ゾウでさえ懐かしく思います。あの動き、あの表情がかわいいのです。しかし、はたして来年ちゅんちゅんは野球の応援をするのでしょうか。

ちゅんちゅんが心のすき間を埋めたかというと、じつは埋まっておらず、傷口にハチミツを塗ったくらいの効果はあったようですが、お休みされてしまった踊り子さんには会いたい気持ちは強くなるばかりですが、客の知らぬ葛藤を抱えていたのだろうか、本人が決めたのなら別の道でも幸せを祈るよなんて言いたいけれど、やっぱりわたくそはストリップおじさん、また劇場で会いたいと熱望しているのです。しかし、静かにしていた方がいいとも思うのです。このブログでわたくそのような者の心の裡を吐露してしもいまひたけれど。そしてどちらの方も、もし万が一、会えなかったとしても、「ありがとう」しかないのです。美しかったし、たのしかったし、おもしろかったので、それはもう十二分にです。
二人ともまた会えるとは思うのですが、とくに時々SNSを更新してくれる(ありがたや)子は高い確率で戻ってくれると思うのですが。

夏の終わりに目の前から消えてしまった子も、大声で「いやあ、長い夏休みになっちゃいましたぁ~!自分でもびっくりだわ!」なんて言って戻ってくるんじゃないかな。
寒くなりました。みなさん、暖かくしてお休みください。

 

とんかつ屋にて

つい先日もチェーンのとんかつ屋に一人で入った。私たいてい一人で外食です。
このごろのとんかつ屋はお一人のお客さんが多くて躊躇なく入れる。とんかつ屋だけではなく、JAPANはお一人様が当たり前になってきまた。いいことだ。今度一人ディズニーランドに行こうかな。行かないけど。そもそもディズニーランド行ったことないけど。大切な人ができたら行きたいと思っているうちにウン十年。

とんかつ屋の話だ。「こちらのお席でよろしいですか」と言われたが、隣のテーブルのおじさんを見て内心(うっ…)と思いつつも何も言わず座った。まさか「隣がヤバそうなので他にしてほしいです」とは言えない。そして何も言わないのは了解の意味。こういう時世田谷あたりのマダムを気取って「他の席にして下さるかしら?」と言えたらいいなと後から。隣の人はなかなかワイルドな雰囲気の坊主頭の前歯のないおじさんで、作業着に素足にサンダルでした。人を見た目で判断してはいけないと思いつつも(わたくそもタイプは異なりますが、人のことを言えたようなステキおじさんではないのですが)、見るからにヤバチーン!なおじさんが、脚を組むというか足の裏が上を向く半あぐら状態で、上げた方の脚はサンダルを脱いでの裸足がわたくそに向いている。おじさんはビールとともにロースかつ定食\1,180-を食べていた。突然おじさんは店員を呼んで「シェフ呼んでくれる?」と言った。シェフ(というか調理担当)の女性が出てきて、緊張の面持ちで「なにかございましたか」、するとおじさん「このソースは自家製?」と聞く。「はい」。「このソース、なんか足んねぇんだよな」「すいません」「このとんかつはあんたが揚げたの?」「はい」「とんかつはいい。グーだよ」と親指を立てた。「ありがとうございます」。とやって、おじさんはまた食べ始めたので調理担当は戻って行った。
おじさんにとってはこのとんかつはめったに食べられない御馳走なのだろうか。そしてテレビで見たシーンをを自分もやってみたかったのだろうか。
私がロースかつ定食\1,180-を食べている横でおじさんは食い終わってもずっと席でチェッチェッと音をさせて歯クソをほっていた。

10年以上前、やはり一人で新宿のとんかつ屋に入った時のことだ。席で待っているとき厨房からガチャンと音がした。出てきたとんかつの付け合わせのせん切りキャベツを食べたらガリッとなにか硬いものを噛み砕いて、吐き出したらガラスのカケラだった。水滴が付いたみずみずしいキャベツに透明のガラス片か混じっているのは見た目ではわからない。ケガはしなかった。それ以上キャベツには手を付けずにとんかつを食べ、クレームをつけることなく店を出てきてしまった。

私はとっさに強く言えない時があって、それはその時の私のメンタルなどにもよるのだけど、後から、あれは言うべきだったかなぁ、他の客に出したキャベツにも混ざっていてケガした人いたんじゃないかなぁ、食事代くらい無料になったかなぁと思って店を出てからくよくよした。いまでも時々思い出してはくよくよしている。

 

ストリップ沼はまり度チェック

よくある(?)診断ですがわたくそも作ってみました。f:id:kazkumaputti:20190904100253p:plain


以下の10の質問に はい・いいえ で答えて下さい。

 

① おつりが500円玉でくるとうれしい

② 写真をポラと言ってしまう

③ 最前列をカブリと言ってしまう

④ 昼過ぎなのに「おはよう」と挨拶してしまう

⑤ 月の「上旬・中旬・下旬」を「頭・中・結」と言ってしまう
  (「初・芯・結」と言ってしまう人は精密検査の必要があるため別室へ☞)

⑥ 推しのOP曲が流れると様子がおかしくなる

⑦ マックでかわいい店員さんにMやLを頼むときに様子がおかしくなる

⑧ 服やバッグに劇場の匂いが染みついている

⑨ 推しが降板すると回復を願って神仏に祈る

⑩ 推しが突然消えるのではないかという不安に襲われて眠れない夜がある

 

①~⑧は各1点、⑨⑩は各10点となっております。

 

0点の人 つま先だけでも入ってみましょう。

1~3点の人 いつでも引き返せる浅瀬にいます。もうちょっと深いところまで入ってみましょう。

4~6点の人 胸まで浸かっていますね。生暖かくて居心地がいいでしょう。

7~8点の人 口まで浸かっています。もうじき楽になります。

10点以上の人 えら呼吸しています。地上では暮らせません。

 

(これはわたくその独断で作ったお遊びです。なお、別室は作っていません)